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そもそも、「愛社精神」という言葉自体、若い人にしてみたら引いてしまう響きである。 少しだけブラッシュアップして説明すれば、若い人たちだって、素直に言うことを聞くと思う。
「愛社精神」について嘆いていたこの社長さんのやり方は、中途採用一本の面接なので、「あしたから来られるか?」が、決まり文句なのだそうだ。 それでは当然、無理である。
愛社精神が生まれる時間がないのだから。 余談だが、この社長さんが「何でも質問してくれ」と、私の会社のインターン学生に言ったので、学生は「親への感謝の気持ちを、最近改めて感じるようになりました。
でも、どうやって親に感謝の気持ちを表したらいいのでしょうか」と、質問をした。 そうしたら、この社長は「そんなこと、人に聞くんじゃない、自分で考えろ‥」と、学生に説教をしていた。
「何でも」と言ったのに、やれやれ……だ。 当社はことし、一人めの内定者が決まってから次の人が決まるまで、たいへん時間がかかってしまった。

だから、内定第一号のTから、「私以外の内定者は、いつ教えていただけるんですか」と、かなり詰め寄られた。 内定者のメーリングリストは、二人以上決まった時点で、すぐに作ったほうがいい。
そのメーリングリストには、「公式内定者メーリングリスト」として、社長以下経営幹部の人と採用担当が必ず入っておくべきである。 内定者には、N新聞(ビジネスマンならこの新聞がいちばんよいと思う)を読ませて、レポートを提出させるとよいだろう。
私の会社でも今年から試してみた。 実際にやってみて、これは成功だと実感した。
日経新聞は、いわば生きた教科書。 それを毎日読んで、レベルが上がらないはずがない。
彼らは時間の使い方がまだうまくないため、日経新聞を読んでレポートを作成する「この時間」のために、何かを捨てなければならない。 漫画を読む時間や、ゲームをする時間を減らしていることが証明された。
一度、元に戻ったダラケ癖は戻らない。 就職活動期間中に日経新聞を読まない人は、採用もしていないと思うが……。
「忙しいから」と、理由をつけて新聞を読まなくなっていた新人・中堅クラスの社員に、無言の圧力をかけることができる。 「読め、読め」と、何度言っても聞かなかった経験は誰にでもある。
ところが、内定者たちのレポートを、たまに「社員メーリングリスト」に流してみる。 そうしたら、ビビるのだ。
社員のみんなは元々、素直だから。

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